新城総合公園のわんぱく管理棟で、6月23日「新城の養蚕と繭の糸引き体験」が、
市内で養蚕技術を学ぶ2人の女性の指導により行われました。
この糸をつむぐ座繰(ざくり)という道具を使って、糸をひきだします。
では、実際に行われた体験の様子を紹介しましょう。
1、まゆを湯に浸け、ほぐします。
2.糸口を見つけます。
3、まゆ1粒から1本、20~30粒から糸口をずりだし、1本に纏めます。
4.座繰を回すと、面白いようにまゆから糸を引き出すことができます。
1粒のまゆから1300~1500メートルの糸が引けるそうです。
この作業は子供でもできます。
体験した子供も「愉しい」とニコニコして座繰を回していました。
5.糸引きが終盤になると、まゆ形がなくなり、蛹(さなぎ)が出てきます。
※まゆ作りが終わると蚕はまゆの中で脱皮して蛹になるため
最後は蛹(さなぎ)と脱皮が残ります。
写真:蛹(さなぎ)と脱皮(中央)
蚕の蛹はドッチと呼ばれています。
ドッチは食べることもできますが、鯉の餌などに使われるそうです。
新城総合公園では、この他にもさまざまな体験型イベントが行われています。
内容は公園のイベント情報ページから確認することが可能です。
新城総合公園のイベント情報ページはこちら。
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本記事は、エルさんが2013年6月25日に
ご自身のブログに記載した記事を基に、
加筆修正の上、掲載させて頂きました。
また、エルさんは、「新城まちなか博物館」の指定を受けている
「出沢やままゆ養蚕所」の海野さんの協力を得て、
実際に蚕を育てながら、個人ブログ上で
「蚕さま」というタイトルのレポートも書かれています。
本記事は、その連載より新城総合公園で行われた
糸引き体験部分の抜粋になります。
エルさんのブログはこちら
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