最新情報 コラム

思考の停止

2013年08月23日

私たちは、どうしても、難しいこと、興味のないこと、

周囲も当たり前だと思っていることに対しては、

「思考を停止してしまう」というか、「考えない」傾向にあると思います。



それは、効率化を図る上では大切ですが、

本質的な理解をしていくには、望ましくないでしょう。



でも、きょう(8月15日)ばかりは、私たちの日本の国のこと、

特に先の戦争のこと、戦後から現在までのこと、そしてこれからのことを、

少し考えるべきだと感じるのです。



本日付の新聞には、以下のような政府広報が掲載されていました。

-----------------------------------------------
本日は、戦没者を追悼し
平和を祈念する日です


本日(8月15日)、日本武道館で、政府主催の
「全国戦没者追悼式」が行われます。

国民の皆さまには、それぞれの職場やご家庭などで、

正午から1分間、戦没者をしのび、

平和を祈念し黙とうをささげられるよう

お願いいたします。
-----------------------------------------------



本日、「終戦記念日」でした。

実は私自身は、この呼び方があまり好きではありません。



「終戦」とはもちろん「戦争が終わった」ということですが、

この呼び方では、何となく自然に戦争が終わったとか、

戦争が終わってとにかく良かったというようなイメージに、

捉えられやすいからです。



そこには、日本の国の概念や、主体性がありません。



日本は負けたんですよね。


「敗戦記念日」です。


格好悪い名前ですね。



でも、それだからこそ、戦争で亡くなられた方を追悼すると同時に、

「日本はなぜ負けたのか」「どうするべきだったのか」

「敗戦によって、何を失ったのか」「今後、どうしたらよいのか」

そして、

「どうすれば平和な状態が保たれるのか」

ということを、真摯に考えることが出来る気がするのです。


ただ祈念するだけではなくて、ということですね。



私は1972(昭和47)年生まれなのですが、

私が育っていく過程で受けた教育は、

「日本は戦前の軍部が悪かった」

「アメリカのおかげで、日本は民主化され、良くなった」

というロジックだったような気がします。



そして、それをそのまま信じてしまうと、

私たちは何も思考しなくなってしまう。



「日本の戦前の良かったところと、悪かったところは何か。

どうすべきだったのか」。

「アメリカによる民主化で、良かったところと悪かったところは何か。

どうすればもっと良くなるのか」。

「日本とは何で、今後どうあるべきなのか」。



そういうことを、きちんと考えていかないと、

結局、いつまで経っても日本の戦後は終わらない。

盛んに取り上げられている「憲法」のことも、

この過程上にあるのではないでしょうか。



なんて、かく言う私がまだまだ全然分かっていないので、

そのことは折に触れ、考え続けていきたいと思っています。


****************************************************************
思考の停止本記事は、タイガーあきよしさんが2013年8月15日に
ご自身のブログに掲載した記事を、一部修正の上、
掲載させて頂きました。

タイガーあきよしさんのブログはこちらから
****************************************************************


同じカテゴリー(最新情報)の記事画像
2つの弘法井戸
ぶらり半田
49年前の聖火リレー
子どもたちの笑顔を求めて【MISSION_9】レポート
中学生に教えてもらったこと
ドキドキ!ワクワク!竹島水族館 【MISSION_7】レポート
同じカテゴリー(最新情報)の記事
 【MISSION_15】テーマ:鍋 (2013-10-19 17:35)
 【MISSION_14】テーマ:紅葉 (2013-10-07 16:10)
 2つの弘法井戸 (2013-10-05 14:46)
 ぶらり半田 (2013-09-13 19:38)
 49年前の聖火リレー (2013-09-11 20:21)
 【MISSION_13】テーマ:秋の味覚 (2013-09-09 11:40)

Posted by 東愛知新聞「どすごい記者クラブ」 at 13:51│Comments(0)最新情報コラム
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。